日本人が海外居住者となった場合に利用する医療保険は、
結局、日本の保険会社の『海外旅行保険』か、現地の医療保険しかありません。
(日本の国民健康保険もありますが、手続きが複雑&補償範囲の問題など、まだまだ不便です)
現地の医療保険は、やはり、現地の言葉で加入&保険金請求手続きなどをする必要があるので、
これも、やはりハードルが高いと言わざるを得ません。
そうすると、
やっぱり、
日本の海外旅行保険になるのです。
医療保険としては、
海外旅行保険の、『疾病補償』や『傷害補償』が
その役割を果たします。
海外では、現金の持ち合わせがないと診てくれない病院もあります。
私の住む中国上海でも、そうです。
そんな場合、キャッシュレスサービスがある保険だと安心です。
(ほとんどの海外旅行保険にはキャッシュレスサービスが付いていますが、
クレジットカードに付帯する海外旅行保険には、キャッシュレスサービスが
ついていない場合が多いので、ご注意ください。
(参考:キャッシュレスサービス可能な海外保険クレジットカードリスト)
また、医療関係の外国語の単語は難しいので、
病院では、通訳が必要になると思います。
病気やけがなどで、海外旅行保険を実際に使うときは、
サービスセンターに電話し、病院を手配してもらうのですが、
その際、通訳をつけてくれるサービスもあるので、安心です。
私も、このサービスに2回ほど助けられました。
手術のときなんて、通訳なしだと、ほんと困りますよ。
(私が実際にそうでした。笑)
実際に海外で病院に行ってみると、
このサービスのありがたさが非常によくわかります。
ただし、永住権や市民権を持っていて、海外居住する場合、
『居住が目的』となると、海外外旅行保険は加入できなくなります。
その場合は、仕事や留学など、他の目的があれば、
そちらがメインということにすると加入できるようです。
ただ、こういう微妙な問題は、
保険代理店に電話で打合せすることをおススメします。
保険会社ではなく、代理店に、という部分がポイントです。
直接、保険会社に相談するとマニュアルに沿った答えしか来ないので、
(これは、現地採用の海外保険問題で痛感しました)
こういう問題は、保険会社との間に立ってくれる保険代理店さんに相談するのが得策です。
参考記事:海外旅行保険を価格比較だけで決めるのをやめるべき理由
私も、海外起業をした者として、
このへんの問題には、かなり振り回された経験がありますので、
実感を込めて、書いておきます(笑)。