海外留学のときに病院に行ったときを考えると、不安となるのが、医療費の高さであったり、現地の医療機関での通訳だったりするのですが、そのへんの不安は、すべて海外旅行保険で解決できます。
最近では、留学生向けのパッケージになった海外保険も多く、『海外留学生保険』や『留学生専用セット保険』みたいなものが出ていたりしますが、医療面だけが不安なのでしたら、そのような留学生向けセット保険は不要で、一般の海外旅行保険でシンプルなものにしたほうがいいです。
というのも、それら、「留学生向け保険」というのは、普通の海外旅行保険に、留学生だけが加入できる特約がついているだけだからです。その「留学生だけが加入できる特約」の内容は、『留学生賠償責任』と『生活用動産』の2つで、医療費とは全く関係ない分野です。
簡単に言うと、賃貸マンションや賃貸アパートを借りたときに、そこでの火災などのトラブルや空き巣による持ち物の盗難などが補償される、というものですので、医療費とは全く関係ないとわかると思います。
ですので、医療保険としての機能だけが欲しいと思っている場合は、「留学生向け保険」というものは無駄になります。また、『留学生賠償責任』と『生活用動産』があったほうがいいかな、と思ったとしても、保険というのは当然、保険料を支払わないとダメなものですので、その価格を把握して、費用対効果をちゃんと考えるべきです。
『留学生賠償責任』と『生活用動産』に関しては、詳しい説明と、必要か不要かの当研究所の意見などを海外留学生保険の記事に書いています。ぜひ参考にしてみてください。