判断基準
オランダでの盲腸手術:約50万円
- 全体的に、日本より少し高いくらいの額の医療費(日本の10割負担額と比較)
- 重病で日本に移送になったときの費用 約350万円
盲腸手術50万円のレベルなので、「治療費」の補償限度額としては、最低200万円は欲しいところです。ただし、重病で日本に移送になったときは、移送費用が約350万円と高額なので、「救援者費用」の額を350万円以上にしておきましょう(「治療・救援費用」の合算の場合は最低600万円は欲しいです)。
医療費が高いと言われる欧米。しかし、オランダの医療費は、そこまで高額ではありません。
「治療費補償」については、年会費無料のクレジットカードに付帯する保険が、治療費の限度額が200万円なので、カード付帯保険だけでカバーしようと思えば、1枚でカバーできる額です。(参考:クレジットカード海外旅行保険比較表(80種以上))
ただし、重病時に、日本へ移送するときの費用は約350万円と高額です。移送費用は「救援者費用」という項目でカバーされるのですが、350万円となると、保険付帯カード2枚でギリギリカバー可能なレベルです。
しかし、もう一点、注意してください。カード付帯保険は90日間が最長。それ以上の期間の場合は、別の節約方法が必要です。こちらの記事にまとめています。⇒半年〜1年など長期海外旅行保険の節約方法3つ
以下、参考にしたデータ・情報
↑この現在の為替レートは、下記の昔のデータと比較するときに、ご利用ください。
2004年のデータ
↓出典:ジェイアイ傷害火災HP(換算レートは2004年3月。1ユーロ=約132円)
都市名 | 救急車の料金 | 入院 保証金 |
病院部屋代 (日額) |
盲腸手術の 総費用 (入院日数) |
---|---|---|---|---|
オランダ | ||||
アムステルダム | 5.4万円〜(公営) 6万円+1km毎350円(民営) |
22万円 | 15.6万円(個室) 11万円(一般) |
41万〜 47.5万円 (3日) |
その他の情報
一般的に医療費が高く,また医薬分業のため,日本のように薬局で医薬品が簡単に手に入らないので(医師の処方箋が必要),簡単な薬や使いつけの薬は日本で購入することをお勧めします。また,医師にかかる場合は,オランダはホームドクター制であり,日本のように専門医に直接診察を受ける制度にはなっていないため,全て予約制となりますが,旅行や出張等で滞在している場合には,宿泊先であるホテルに相談すれば,提携している病院や医師を紹介してくれます。また,診察時間外に具合が悪くなった場合には,休日・夜間診療所に連絡してください。
引用元:外務省 海外安全ホームページ オランダ ● 風俗、習慣、健康等
オランダの医療費は非常に高額です。滞在中に医療を受けたり、入院した場合の費用をまかなえるだけの保険に入る必要があります。
引用元:独立行政法人日本学生支援機構 オランダ留学手続きもろもろ